× 米露首脳の初会談 やはり成果は乏しかった

2017年07月09日(日)毎日新聞 上段社説 米露首脳の初会談 やはり成果は乏しかった
http://mainichi.jp/articles/20170709/ddm/005/070/026000c
>ロシアがアサド政権を支援し、米国はアサド政権の排除を視野に反体制派を支援している。この対立をどう解消し、和平につなげるかという道筋は描けなかった。

ウクライナ東部の紛争をめぐっては、米国が特別代表を任命し、ロシアとの協議にあたることになった。しかし、これまで欧州が仲介に努めても打開できなかった難しい問題である。対露経済制裁の解除も今後の課題だが、そのきっかけとなったロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入は、ロシアが譲らない姿勢を貫いている。

北朝鮮への対応をめぐっても特筆すべき進展はなかった。

米大統領選にロシアが介入したとされる「ロシアゲート」が米露関係の大きな足かせになっている。トランプ氏は会談でこの問題も取り上げたが、あくまで国内対策の側面が強かった。プーチン氏は関与を否定しただけだった。

 

相変わらず批判のための批判。
あたかも毎日の論説委員だけ、シリア収拾策・ウクライナ収拾策・北鮮収拾策・ロシアゲート収拾策いずれについても道筋を描けており、既に米露はじめ世界に示しているかのよう。実際は、大甘な大方針すら全く示せていないが。

シリア収拾策については、アサド政権と反体制派の両方がいなくならない限り、あるいは、両陣営とも厭戦気分が支配的にならない限り、道筋を描けるほうがおかしい。

どっちみち、「イスラム教」ファシズムが支配的なままでは、戦闘が終わって一見平和的になったところで、地獄(イスラム教」ファシズム地獄+「○○政権」ファシズム地獄)は永遠に続く。

 

ウクライナ収拾策・北鮮収拾策については、米露や周辺国がどういう明確な大義名分を相手国に呈示し、かつ、軍事制圧するかという問題。経済制裁で解決するような問題なら既に解決しているはず。

 

ロシアゲート収拾策については、トランプ陣営がロシア/プーチン政権に米国大統領選に関与させた疑いが大いにある時点で、トランプ大統領辞任しかまともな道はあり得ない。

 

日本の報道人は認識を根本的に改めるべき。